(4)金黒が映えるクールなお城・岡山城

(4)金黒が映えるクールなお城・岡山城

現在の岡山城を歩いてみよう

JR岡山駅から岡山城へ向かうには、路面電車の「OKADEN」が便利です。岡山駅前から約5分ほど、3つ目の「城下」停留所で下車し、烏城公園へと向かいましょう。

旭川に沿って歩き、月見橋に出たところで右手が本丸の裏手側、左手が後楽園になりますが、城の正面から入りたい場合は、城下交差点から県庁へ通じる「烏城みち」を通って烏城公園の南側へ向かいます。内濠にかかる目安橋(内下馬橋)が本丸につながる橋になります。

左は上空から見た現在の岡山城(出典元:国土地理院)。右は江戸時代に描かれた「正保城絵図」(画像:国立公文書館)

左は上空から見た現在の岡山城(出典元:国土地理院)。右は江戸時代に描かれた「正保城絵図」(画像:国立公文書館)

本丸は本段・中の段・下の段の三段構造になっていて、城を巡る際は下ノ段から中の段、本段へと登り、最奥の天守を目指します。下ノ段では大手門(内下馬門)跡の石垣や、内濠、本段・中の段を支える高石垣が見どころ。中の段では鉄門跡と不明門、江戸初期から残る月見櫓のほか、江戸時代に埋められた宇喜多秀家時代の石垣を見ることができます。

不明門を通って石段を登ると、いよいよ4重6階建ての天守がそびえる本段へ到着。天守の手前では宇喜多秀家が天守を築城した当時の礎石が見られます。地階(天守台部分)に入口がある天守の中は、地階にスタンプ設置場所と展示コーナー、1階に土ひねり体験のできる備前焼工房や「お城パフェ」がいただけるカフェなどがあり、2〜5階が岡山城の歴史を伝える資料展示、6階が後楽園と岡山市街、旭川を一望できる展望台になっています。

本段と中の段を繋ぐ「不明門」。天守と同じ昭和41(1966)年に再建された。本段は城主の住居があるエリアで、不明門は城主や側近たちしか通ることが許されていなかったため、このように呼ばれるようになった(写真提供:岡山観光連盟)

本段と中の段を繋ぐ「不明門」。天守と同じ昭和41(1966)年に再建された。本段は城主の住居があるエリアで、不明門は城主や側近たちしか通ることが許されていなかったため、このように呼ばれるようになった(写真提供:岡山観光連盟)

4代城主・池田忠雄の時代に建てられた3階建ての「月見櫓」は、本丸跡に現存する唯一の櫓。国の重要文化財に指定されている

4代城主・池田忠雄の時代に建てられた3階建ての「月見櫓」は、本丸跡に現存する唯一の櫓。国の重要文化財に指定されている

左は本丸中の段に残る宇喜多秀家時代の石垣、左は同じく秀家時代の本丸の礎石

左は本丸中の段に残る宇喜多秀家時代の石垣、左は同じく秀家時代の本丸の礎石

市内には宇喜多、小早川、池田各時代の石垣が残る。また、「城下駅」近くには、江戸時代から現存するもうひとつの櫓「西の丸西手櫓」が立っているので、石垣巡りとあわせて巡ってみよう

市内には宇喜多、小早川、池田各時代の石垣が残る。また、「城下駅」近くには、江戸時代から現存するもうひとつの櫓「西の丸西手櫓」が立っているので、石垣巡りとあわせて巡ってみよう

天守の左側にある「塩蔵」の屋根に飾られた桃の形をした魔除けの瓦「留蓋瓦(とめぶたがわら)」も要チェック。春、夏、秋の各季節には岡山城天守と周辺がライトアップされる「烏城灯源郷」が開催されます。

桃の飾り瓦は岡山名物の桃がモデル…?ではなく、鬼瓦や鍾馗像と同じく屋根の上から悪いものに睨みを利かす、魔除けのアイテム。病や邪気を払い、不老長寿の力を与えてくれる中国・桃源郷の果物「仙果」に由来する

桃の飾り瓦は岡山名物の桃がモデル…?ではなく、鬼瓦や鍾馗像と同じく屋根の上から悪いものに睨みを利かす、魔除けのアイテム。病や邪気を払い、不老長寿の力を与えてくれる中国・桃源郷の果物「仙果」に由来する

ろうそくの光やライトアップされたカラフルな和傘が幻想的な雰囲気を作りだす「烏城灯源郷」

ろうそくの光やライトアップされたカラフルな和傘が幻想的な雰囲気を作りだす「烏城灯源郷」

“さらば岡山城”5月31日閉館、今秋リニュールオープン!

岡山城天守は2021年6月1日から大規模改修のため一時休館に入り、2022年11月頃にリニューアルオープンする予定です。改修内容は建物の耐震化やバリアフリー化のほか、資料展示も一新されるそう。岡山城の歴史や歴代城主たちに興味が湧いた方は、天守が見れなくなってしまう前に、是非とも岡山城を訪れてみてください。

▼岡山城リニューアル告知用サイト
http://www.okayama-kanko.net/ujo//index.html

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